1. 基本的な音の単位 (mora)
日本語の音の単位であるモーラ(拍)について学習しましょう。
モーラは日本語の音の単位です。
通常は「拍」と訳されることが多く、シラブルとは少し違います。日本語の仮名一文字が表す音がモーラと考えると分かりやすいです。
例えば、「ぼく」は2モーラ(2拍)、「わたし」は3モーラ(3拍)です。「あいうえお」のような母音も「かきくけこ」のような子音と母音のコンビネーションもそれぞれ1モーラ(1拍)です。「きゃ」「びょ」も1モーラです。「こう」のように「こ」を長く発音する長母音は「こう」で2モーラ(2拍)です。ですから、「こうこう」は4モーラ(4拍)で、「ここ」は2モーラ(2拍)です促音と呼ばれる「っ」も1モーラ(1拍)です。最後に、「ん」も1モーラ(1拍)です。
下のリストの単語をみて、モーラの数え方を理解してください。
下のリストの単語をみて、モーラの数え方を理解してください。
1 モーラ
leaf, tooth
葉、歯
tree, spirit
木、気
2 モーラ
bridge, chopsticks, edge
橋、箸、端
today
今日
assistant
助手
3 モーラ
word, language
言葉
ticket
切符
Kyoto
京都
fishing industry
漁業
4 モーラ
Japanese language
日本語
teacher
先生
Tokyo
東京
90 degree angle
直角
milk
牛乳
5 モーラ
Good afternoon
Thank you
bus stop
停留所
statue of a girl
少女像
distilled liquor
蒸留酒
6 モーラ
mudslide damage
土砂災害
distilled water
蒸留水
それぞれのモーラには大体同じ時間が与えられます。ですから、4モーラの言葉は2モーラの言葉より二倍長く発音されることになります。
次の練習では、聞いた言葉をひらがなとカタカナを使って、スペルしてください。この練習では音と文字の繋がりとモーラの感覚を養ってください。単語の意味は知らなくても練習はできます。